頭金なしでも土地購入はできる?

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土地の購入において頭金を払うか払わないかは頭を悩ますポイントの一つではないでしょうか。そもそも頭金を払うほどの資金がない・・・頭金なしだとどうなるの?といったご不安もあるかと思います。

 

今回はそうした方に向けて「頭金なしでも土地購入できる?」についてお伝えいたします。ぜひ土地購入時の参考になりましたら幸いです。

目次

・結論

・メリットとデメリット

・注意点

・おわりに

結論

まず結論ですが、「頭金なし」でも土地購入は可能です。頭金というのは住宅ローンの総額を減らし、月々の支払いも減らすために出す自己資金の一部のことです。そのため、頭金を出すか出さないかは任意で決めることができます。よくあるご質問として「手付金」とはどう違うの?というご質問を頂くのですが、手付金というのは契約成立の証拠などを示すお金となります。場合によっては手付金を放棄することで契約自体を白紙にすることが可能になるといった法的根拠としての性質もあります。

 

メリットとデメリット

続いて頭金なしで土地購入をするメリットとデメリットについてとなります。

 

メリット

①手元に資金を残しておける

土地の購入において頭金を出さない場合、何百万円も払わないことになるので、その分の資金を手元に残しておくことができます。また、注文住宅の購入を検討している人にとっては土地の購入に頭金を出さない事でその分の費用を建物の性能やデザイン、構造などにお金をかけることができます。入居後の生活費としての資金や家具家電の購入費用にも充てることはメリットといえるでしょう。

 

デメリット

①返済総額が増える

デメリットの一つに返済総額が増えるということが考えられます。仮にローンを組んでいる場合、頭金を出す場合に比べて月々の支払いが増えることで生活費を圧迫させる要因にもなりえます。また、返済期間が長いことで利息分の支払いも合わさり総返済額自体も増えた状態で支払っていくことになります。特に月々の支払いに懸念点や重点を置いている場合は頭金なしで土地購入をする選択は避けた方が良いでしょう。

 

②ローン審査が厳しくなる

2つ目のデメリットとしてローンの審査が厳しくなることが挙げられるでしょう。金融機関から借り入れをする際には様々な情報が審査されることになります。土地購入をする際に頭金がないことで返済能力があるといった評価を受けられない可能性もあります。中には希望通りの借入額で借り入れをすることができない事もあるでしょう。一方で、頭金を出すことで返済比率も改善するだけでなく、返済能力自体をアピールすることに繋がります。そのため、頭金を出すか出さないかで金融機関から得られるものはかわってくるでしょう。

注意点

注意点としては手付金をはじめとする諸費用も発生することは想定しておく必要がある事です。冒頭でも述べましたが、土地購入をする際には基本的に手付金を支払います。支払う金額は交渉自体で変わるものではありますが、こうした手付金の費用をはじめ、仲介手数料や登記費用など様々な費用が発生するので注意しましょう。また土地購入時の諸費用としては土地価格の5~10%が発生するため、仮に土地の金額を1,500万円と考えるのであれば75~150万円ほどかかります。諸費用もふまえて資金計画を見直し、頭金を出すのかどうかも検討しておきましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?今回は「頭金なしで土地購入できる?」について解説いたしました。土地などの不動産購入において「頭金」を支払うかどうかは購入後の生活を変える重要な判断ポイントの一つになりえます。出したいけどこの金額までしか出せない」や「出さなくてもローンの審査って大丈夫かな?といったご不安は発生すると思います。不動産の相談窓口 将永不動産株式会社ではそうした土地購入に関するお悩みをはじめ、不動産に関する様々なご相談を承っております。不動産に関して、ご不安やお悩みがございましたらお気軽にご相談くださいませ。

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