現金で土地を購入するメリット・デメリット

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近年、ローンの金利上昇に伴い、現金での土地購入を検討されている方もいるのではないでしょうか?「ローンを組まない=借金をしない」だから安心して購入できるといったメリットを感じる反面、デメリットも存在していることも事実です。

 

今回は現金で土地を購入するメリット・デメリットについて解説していきます。今まさに現金購入かローンを組むかで迷っていらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。

目次

・メリット

・デメリット

・おわりに

メリット

現金で土地購入するメリットは下記になります。

 

① 利息分の支払いが発生しない

まず一番のメリットと考えられるのは利息分の支払いが発生しない事です。金融機関から融資を受けてローンを組む際には毎月支払う元金に加えて利息分の支払いが必要となってきます。そのため、返済期間が長ければその分の返済もしなければなりません。土地などの不動産においては高額なものが多いため、ローンを組むことで完済時の総返済額も多額になることが考えられるでしょう。一方で土地を現金で購入する場合はそうしたローンでの利息が発生しないため、余分にお金を支払う必要もなくなります。

 

② 審査がないので比較的スムーズに購入できる

現金で購入する場合はローンの審査がなく、審査の結果を待つ必要もありません。仮審査では1週間ほど、本審査では3週間ほどの待ち時間が発生しますがそうした時間とも無縁なものになります。また、購入希望であることを売主に早めに伝えられることで、一番手として優先順位を確保できるかもしれません。いずれにしてもタイムパフォーマンスとして優れていることはメリットといえるでしょう。

 

③ 毎月支払いのプレッシャーがない

最後に毎月の支払いのプレッシャーがないことが挙げられます。仮に住宅ローンを組むのだとしたら、毎月多くの出費をローンに充てることとなります。当然、生活をするためにはローン以外にも様々な費用が発生してきます。また、定年退職をした後にも支払いが残っている場合には、老後の生活資金などからも支払いを考慮しないといけません。中にはローンが支払えないことで購入した不動産を手放さざるを得なくなってしまう場合もあるでしょう。こうしたことからも現金一括で購入をすることで毎月の支払いに関する不安も解消できることはメリットの一つです。

 

デメリット

現金で土地購入するデメリットは下記になります。

 

① 手元の資金がいきなりなくなる

一つ目のデメリットとしては手元の資金がいきなりなくなることです。土地の購入においては一般的に数百~数千万の金額が発生することが考えられます。そうした費用を現金で支払うことによって自身の貯蓄を大幅に減らすことになるかもしれません。十分な貯蓄があり、購入後の生活費や将来の資金計画などをしっかり立てた上での購入なら問題ないかもしれませんが、土地を購入することだけを考えて多額の現金を支払うことは自身の生活を苦しめてしまうものになるかもしれません。そのため、そうしたデメリットも把握したうえで購入に踏み切るのが良いでしょう。

 

② 住宅ローン控除を受けられない

まず土地を現金一括で購入して住宅ローン控除といった税制優遇を受けることはできません。住宅ローン控除は住宅ローンを組んでいる場合に毎年の借入残高に応じて所得税から控除されるものとなります。そのため、土地を現金一括で購入する場合はそもそもローンを組まない事となるため、こうした税制優遇のメリットを享受できないのはデメリットといえるでしょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?今回は現金で土地を購入するメリット・デメリットについて解説いたしました。ローンを組んで購入するのか現金で購入するのかは、購入後の生活にも大きく影響してくることが考えられます。土地を現金で購入する際には将来を見据えた資金計画をすることが重要になります。安心できる資金計画を立てることで納得のいく土地購入にするのが望ましいでしょう。

 

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