要確認?中古住宅の外壁や基礎のひび割れ
中古住宅における外壁や基礎のひび割れは永く住むにあたっての懸念点になるのではないでしょうか?
特に購入前の方に関しては、金額的にもお手頃な中古物件が散見される中で、間取りや設備などの建物の中の状態を特に注目することで外壁や基礎など建物外の箇所については意外と確認を見落としがちかもしれません。
今回はそうした外壁や基礎などについて、ひび割れが発生する原因や確認するポイントについてお伝えいたします。早期発見や内見時のチェックポイントとして参考にして頂けましたら幸いです。
目次
・ひび割れが発生する原因
・確認ポイント
・おわりに
ひび割れが発生する原因
中古住宅の外壁や基礎のひび割れが発生する原因は様々なものがありますが、ここでは主に3つについてお伝えします。
1 乾燥収縮
気温や湿度、風などの環境要因によってコンクリート内の水分が徐々に蒸発することによって乾燥し収縮します。そして、コンクリート内の鉄筋による拘束で引張力が生じることでコンクリートが鉄筋の引張力に耐え切れずひび割れが発生します。幅が0.3㎜以上、深さ4㎜以上のひび割れは基礎の強度など構造的に影響を及ぼすことになるので特に注意が必要です。
2 地震による揺れ
地震大国である日本では、小さな揺れから大きな揺れまで度々地震が発生しています。そうした揺れを何度も受けているうちに外壁や基礎にひび割れが発生することも考えられます。また、ひび割れカ所から雨水やシロアリが侵入することで内部の部材が腐食する原因にもなりえます。結果的に外壁材の欠落や雨漏りなどの被害にもつながるので注意しましょう。
3 地盤沈下
地盤沈下もひび割れに影響してくる要素となります。地盤が均一的に沈下する「圧密沈下」や地盤の強さが異なることで部分的に沈下する「不同沈下」によって、建物から基礎にかかる荷重が偏り、でひび割れが生じます。
確認ポイント
中古住宅の外壁や基礎のひび割れにおいて確認するポイントは下記になります。
・幅と深さ、数
幅0.3㎜、深さ4㎜を起点に判断するのが良いでしょう。これらの数値未満なのであれば「ヘアークラック」と呼ばれるものであり、その時点では構造的に影響が出るものではありませんが月日が経つにつれて、雨水などが入り込むことでも劣化し構造上の問題に発展するかもしれません。
数値以上の物に関しては「構造クラック」として建物への危険が高まっている状態になっています。また、目視でも明らかなひび割れを確認できると思われます。速やかに専門家に診断してもらい、補修等することが重要となるでしょう。その他、一カ所に集中的にひび割れが発生しているのか、数カ所に多発的に発生しているのかも確認することで早期に確認と解決をしておきましょう。
・その他
外壁においては、そもそも外壁材の部材が欠落していないか?シーリング材が劣化していないかもひび割れの確認において重要なポイントです。劣化していることで雨水の侵入や外壁材がぶつかり合いひび割れを生み出す原因になるかもしれません。
おわりに
いかがでしょうか。今回は中古住宅の外壁や基礎のひび割れについてお伝えいたしました。ひび割れは単に外観の美的さを損なわせるものではなく、構造上の危険にもつながる大変重要なチェックポイントになります。特に購入前時点で永く住まわれてきた中古住宅では外壁や基礎のひび割れ状態は要確認ポイントといえるでしょう。内見時にはこうした経年による影響も判断材料として購入することで生活していくうえでのトラブルも防げるでしょう。
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