中古住宅を見学する上でのチェックポイント
中古住宅の購入にあたって「見学・内覧」は大きな判断材料になるのではないでしょうか?
物件価格は確かにお手頃。でも「建物の中や設備の状態はどうなの?」や「実は住み始めた後でメンテナンス費用がたくさんかかるんじゃ・・・?」と疑問を抱かれている方もいると思います。
今回はそんな方のために、中古住宅を見学する上でのチェックポイントについてお伝えいたしますので、これから中古住宅の内覧を控えている方や初めて見学するという方もぜひ参考にして頂けましたら幸いです。
目次
・見学前の準備
・見学のチェックポイント
・内見以外に気にすること
・おわりに
見学前の準備
見学前には物件の中を調べるための道具を揃えておきましょう。予約もして、わざわざ労力や時間を使って見学をしに行くのですから、何も持たずにただ中を確認するだけでは判断材料にならないかもしれません。また、何度も訪問することは売主様の負担にもなる可能性もあるので、あらかじめ準備して見学するようにしましょう。
用意する道具のリスト
・メジャー
・スマホ(カメラ)
・筆記用具
・メモ用紙
・間取りの図面
・懐中電灯(ライト)
・方位磁針
・スリッパ・手袋
見学のチェックポイント
中古住宅を見学する際のチェックポイントには多様な項目があります。そして、新築物件と違い、顕著な違和感を感じることもあるでしょう。少しでも気になることや不安なところ、見えない個所などは積極的に不動産会社や売主に質問することも大事です。事前にチェックポイントを把握しておくことで、有意義な見学の時間にしましょう。
外観
・外壁
外壁では「ひび割れ」「剥離・欠落」「シーリング(コーキング)の劣化」「色褪せ」などをチェックすると良いでしょう。
特にシーリング(コーキング)は10年程度で劣化する物も多く、繰り返し起きる小さな地震や太陽光などの紫外線によって劣化に至りやすいでしょう。シーリング(コーキング)が劣化することで隙間から内部に雨水が入り込み、断熱性の低下を導くだけでなく、木材を腐らせてしまうことで住宅の耐用年数や耐震性をガクンと落としてしまうことにもなりかねません。
必要に応じて外壁の張り替えや補修をすることで快適に、そして安全に暮らすことにもつながるでしょう。
・屋根
屋根では「剥がれ・欠落」「浮き」「色褪せ」を主にチェックしましょう。
部分的に欠落している箇所がある場合はそこから雨水が侵入し、雨漏りの原因になります。また塗装の色褪せがある場合には塗料が落ちていることで雨水の侵入をガードするバリアが無くなっている状態でもあるので、やはり雨漏りに繋がりかねません。屋根材に浮きがある状態も強風によって落下する可能性があり非常に危険です。
購入する際には専門業者にも相談し、適切な処置を施すことで対応しましょう。
・塀などのコンクリートブロック
中古住宅の中にはコンクリートブロックの塀がある物件も存在します。築年数が古いことでコンクリートに亀裂やひび割れが入っていることで、崩落の可能性もあります。塀の外が道路なのであれば、通行人に被害をもたらすかもしれません。見学時にはブロックのぐらつきもないか含めて確かめるのが良いでしょう。
建物内
・壁紙の汚れ・剥がれ
壁紙の汚れや剥がれを気にする方は多いと思います。毎日見る光景になりますし、美観的にも綺麗な方が好ましいと思われる方も多いのではないでしょうか?
こうした状態になるには湿気や乾燥による影響が考えられます。また、その剥がれた状態を放置しているとその隙間から湿気が入り込み、壁紙の内側でカビが繁殖することも考えられるので、綺麗に補修することで室内環境や空気環境もケアできるでしょう。
・床の傾き・軋み
床の傾きや軋みは湿気や水回り、シロアリ被害などで木材が伸び縮みを繰り返すことで発生します。この場合、歩行するたびに音が鳴るだけでなく、躓いて転倒することにもなるので、注意が必要です。水回り付近や階段を下りた箇所、廊下や毎日過ごすLDKなど至る所で発生するので、見学時には確認することもポイントです。
・雨漏りの跡
雨漏りの跡も重要なチェックポイントとなります。天井や壁、窓枠などに跡あることで老朽化の懸念が一層強まるかもしれません。また、中には明らかに木材が腐朽している様子が見受けられ、購入する上での重要な判断材料にもなります。表面的な汚れを消すだけでなく、内部の構造材についてもどうなのか?と検討してみましょう。
設備
・水回り(キッチン・お風呂・トイレ・洗面)
シンク下の収納や配管が施されている場所に水漏れがないか?収納内に水の跡やシミなどがないか?等について気にしておきましょう。また器具の動作確認もしておくことで取り替えた方がよいのかどうかの判断も可能になります。中古住宅を購入する際に水回りをリフォームされる方は多いので、要チェックです。
・電気設備
主にブレーカーやコンセント、スイッチについて確認しましょう。電気が通っているかはもちろん、スイッチで点灯するか、それからコンセント箇所が劣化しているとホコリが溜まりやすくなっていることで「トラッキング」といった火災につながる可能性もあるので入念にチェックしておきましょう。
・空調設備
エアコンや換気扇、換気システムにおいて汚れが溜まっていないか?使用することで異臭や異音などの不具合はないか?設備自体の耐用年数も把握しておくことで快適な生活環境の創出につながります。後回しになってしまいがちなポイントかもしれませんが、見学の際には忘れずに確認しておくことが良いでしょう。
その他
床下・配管・シロアリについて等、普段は目にすることのない箇所の方が重要な劣化が発生しているかもしれません。そんな場合は床下点検口から実際に確認させてもらうことや、「ホームインスペクション」といった専門的な第三者が行う住宅診断のサービスもあるので、見学や内覧時以外にでも有効活用することで安心感を持った中古住宅の購入につながるでしょう。
内見以外で気にすること
中古住宅そのものや内見でしか分からないポイントをチェックすることも重要ですが、周辺環境についても確認しておくことで、こんなはずじゃなかったといった出来事を避けられるかもしれません。
内見以外に気にすることとしては下記が挙げられます。
・駅やスーパーなどの距離
住み始めた後のことを考えた際に、車移動を主にされている方は駅までの距離はそこまで気にならないかもしれません。一方で終の棲家として考えた場合、車以外の移動手段として電車があった方が将来的に移動は便利かもしれません。また、日常的に買い物をする際にもスーパーの生き帰りにストレスを感じないで済むでしょう。
・ご近所について
近隣の方にはどんな方がいるのかだったり、そもそも何でその中古住宅が売りに出されているのかなども不動産会社に聞いておくと良いでしょう。購入したのにも関わらず近隣関係で問題となるのは不本意でしょう。長く住むにあたって最も重要なチェック事項かもしれません。
・駐車スペースや道路幅、道路の状態
頻繁に車を運転される方にとって、道路幅や駐車スペースは気にしておきたいポイントです。道路の舗装状態や見通しの良し悪し、坂の勾配具合などを事前に把握しておきましょう。
おわりに
いかがでしょうか?中古住宅を見学する上でのチェックポイントには多様な項目がある事を認識頂けたかと思います。内見・内覧をする際には単に見に行くだけではなく、必要な道具や見るポイントをあらかじめ把握しておくことで、より満足度の高い中古住宅の購入なると思われます。また、内見だけではなく、近隣住民や道路の状態などより幅広い視点で確認をしておくこともポイントとなります。
メンテナンスやリフォームの費用など気になることは多いかもしれません。そんな時はホームインスペクションや不動産会社に都度、質問や確認をして頂くことで問題解決していきましょう。不動産の相談窓口 将永不動産株式会社では、見学のポイントだけでなく、入居前や入居後、不動産に関する様々なご質問を承っております。「こんなこと聞いても大丈夫かな?」「押し売りは嫌だけど確認して安心したい」という方はぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
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